2021年6月19日 (土)
こんばんは、松原です!
今日は、レントゲン室の仕組みについてお話します!
まず、レントゲン撮影は放射線の一種である「エックス線」を用いた撮影法です。
エックス線には「物質を透過する」性質があり、これが外側から見るだけでは確認できない、骨や根っこの状態、歯の内部を調べる手段として活用されています。
当院でも必要に応じて、全体的に写すパノラマや部分的に写すデンタルと呼ばれるレントゲン写真を撮影し、診断のための資料採りを行っています。
こちらが当院のレントゲン室です♪
物質を透過する性質があるエックス線が撮影対象以外を透過して、近くの人が被爆しないようにレントゲン室は鉛の板で覆われています。
1枚40kg以上の分厚くて重い板がレントゲン室の壁や床や天井に埋まっています。
鉛にはエックス線、ガンマ線などの波長の短い電磁波(放射線)を遮蔽してくれる性質があります。
撮影時に身につけていただく、ズシっと重みのある防護服にも鉛が入っています。
写真には写っていませんが、レントゲン室のドアにはめ込まれたのぞき窓のガラスも鉛入りです。
また、板と板のつなぎ目やコーナー部分、扉や窓の枠など、細部にわたりいたるところに形を変えて鉛が使用されており、放射線を法定基準の線量以下に遮蔽するためにレントゲン室は厳密に施工されています。
普段は扉を解放して換気していますが、構造上、これからの季節は熱がこもりやすいのが難点です(´;ω;`)
レントゲンを撮影する予定のある方は、ぜひ鉛の部屋を感じてみてください!笑
※レントゲンは、しっかり診断をするためには必要なためご案内していますが、被爆に対して不安や抵抗がある方はご相談ください☝️✨
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