2017年5月17日 (水)
書こうと思います。
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
お題は、『保険診療と自費診療の違い』についてです。
非常に重たいお題ですが、重要なお話なので。
先田先生の素晴らしい文章を読んで共感したので、このお題にしました。
日本の保険制度は、ほぼ全員が加入しています。国民の誰もが医療を受けられる素晴らしい制度だと思います。
おそらく、健康保険制度のおかげで、日本人の寿命は長いのだと思います。
が、時代は変わりました。治療から予防へシフトチェンジしていっていますが、保険治療は何一つ変わっていません。「予防は病気じゃないから」という理由だと思います。これだけ国民が予防に対して関心を持っているのにもかかわらず、です。
誰が治療しても同じ費用。材料を変えてもほとんど変わらなくて、これでは時間をかけて治療しなければならない疾患でも、時間をかけることができません。経営が成り立たないですから。
『必要最低限の治療』が、保険治療の今の立ち位置だと思います。
では、保険治療と自費治療で何が違うのか?
「材料が違います」「設計が違います」「費用が違います」「契約方法が違う(←保険は支払基金、自費は直接契約)」は、よく説明があると思います。
もちろん、保険で認められていない良い材料を使用できるので、当然いいものができます。
が、が、最も違うのは「時間」だと思います。
虫歯を取る、歯周病治療をする、歯型を取る。難でもそうですが、時間をかけて丁寧にすればするほど良い結果が出ます。間違いありません。どんな先生でも、ここは同じだと思います。
「保険はダメ」とは言いません。けど、自分の家族を治療するなら、保険治療はしないと思います。だって、いいものを知っているから。
誰しもが自費治療を受けられるわけではありませんし、保険治療でも、できる限りの診療を行います。
いつもうちのスタッフに、「僕は、健康になりたい、幸せになりたい患者さんに来てもらいたい」と言っています。なので、できる限りの治療方法の提示をしますし、「良くなりたい」と思って来院してもらっている患者さんの期待に応えたいと思っています。
自費が悪みたいな考えを持っている人もおられますが、僕はこういう考えで診療しています。
なので、当院に来られて、治療に関して気になることがあれば何でも質問してもらいたいですね。良いゴールを迎えるために。
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