2020年2月4日 (火)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
ご無沙汰しております。
最近始めた医院用インスタも、あまり更新できていません。申し訳。
一応存在はするので、一度でいいのでいいねを押してください。
今回はインプラントです。
私が歯科医師になった15年くらい前が、インプラントバブルの始まりだったと記憶しています。
どの専門誌もインプラント特集ばっかりで、歯科医師になりたてだった私は、「いつかは俺もインプラント治療するんや!」と思っていました。
時は過ぎて、現在。ほぼ終息したと言っても過言ではありません。インプラント治療に特化した有名歯科医院以外は、ほとんど出なくなってきました。
私の知り合いで、歯科麻酔科医がいます。彼も、「ほとんどの歯科医院はインプラントしてないよね」と言っていました。
ニーズはないことはないのですが、「(インプラント)治療を受けたい!」という人はほとんどいないと思います。
ひとつに、ネガティブイメージがすごく強いということ。
患者さんと話をしていて、欠損部(歯がないところ)の治療方法を話すことがあります。そのときも、インプラントの話をするだけで、「インプラントは嫌やわ~」ってなります。「親戚が100万円くらいかけて治療したけど、なんか失敗して大変やったみたい」っていう感じで。
なかには、インプラントの話をし始めた時点で、「怖いしお金かかるし絶対いや!」と言われることも。
インプラント治療は、しっかりと症例を選んで、適切な処置をすれば非常に良い治療方法です。これは間違いありません。
インプラントバブル時代に、無茶をする経験不足の先生が多かったんですよね。あの頃って、みんな経験が足りていなかったんです。自分ができるかわからへんけど、とりあえずインプラント入れとこ、みたいな。
わたしはビビりなんで、本当に安全な症例だけをしていました。それは今もあんまり変わらないかもしれません。これは難しい、という場合は経験豊富な先生に依頼します。
京都ですと、四条烏丸と桂に医院を持っていらっしゃる、「中田歯科クリニック」の中田光太郎先生です。日本でもトップクラスの経験と技術を持っておられるので、中田先生が無理というケースは、本当に無理な症例なんだと思います(いままで一度もありませんが)。
いま歯が欠損していて、インプラント治療を考えている方は、まずは歯科医院で相談することをお勧めします。ただし、行く前に「自分の口の中が、どうなりたいか」「今だけでなく、将来どうなっていたいか」をよく考えてから通院したほうが良いですね。
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