2019年7月22日 (月)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
ずっとジメジメしていますね。
昨日、我が家はプール開き(トイザらスで購入)でした。がんばって空気入れたりした割にはすぐに終了。だって寒いんですもの。
今回のお題は『継続と中断』です。
どこの誰が調べたのかは知りませんが、日本で歯科治療を受診した患者さんは、約半分が治療を途中でやめてしまっているようです。つまり、10人の患者さんが歯医者さんに行ったら、だいたい5人は治療を中断しているということです。
以前にキャンセルについても書きましたが、なぜ治療を継続できないのか。定期検診も、2~3割の方しか行っていないのが現状です。
予防歯科を頑張っている先生の医院でも、来院された患者さんの約半数は継続してみていくことができていません。
当院でも様々な形でアプローチをしていますが、やっぱり難しいですね。『悪くならないと行かない』人が、多数なのかなと。痛みが取れた時点で、健康に対する優先順位が下がってしまうのだと思います。
我々も感情があります。ちゃんと来てくれている患者さんと、来たり来なかったりする患者さんでは治療内容が同じであっても、当院の中での優先順位は当然来院歴の良い患者さんになります。
中断は、双方にとって利益が全くありません。治療途中で終わってしまうと、治療前より状況が悪化します。患者さんもその医院には行きにくくなりますし、医療機関側もその患者さんのことを信用してお約束が取りにくくなります。
もし、お仕事の関係等で歯科医院に通いにくい、という方は、『ここだけ治療してほしい!』と予め伝えてもらえればよいと思います。当院でもお口の中を全体的にみて、治療計画を立ててから患者さんに伝えます。『これは治療するけど、ここは触らない』と言っていただければ、その意向に沿った治療を進めます。
誰のための治療なのか。答えは1つで、『患者さんの健康と利益のため』です。患者さんに利益があって、その対価として治療費いただいています。ですので、我々もでき限りのことをしています。
『メンドクサイけど、今だけでも頑張って通院するか~』くらいでもいいので、何とか最後まで通っていただきたいですね。
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