2018年4月16日 (月)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
『ラバーダム』。なんのこっちゃでしょうか。
神経の治療の時に使うゴムのシートです。
以前はホームページにもラバーダムについて掲載していました。
試用する理由としては、
①薬剤などを安全に使用できる。劇薬なども使いますからね。
②唾液などの、感染の原因を排除できる。コレがもっともラバーダムを使用する大きい要因です。
③その歯だけに集中して治療できる。
歯内療法学会という、神経の治療の専門家の学会では使用率が25%だそうです。
全体では、およそ5%。まあ、ほとんどの先生がやっていません、ということになります。
ちなみに、アメリカの歯内療法学会の専門医は95%がラバーダム防湿を日常的に使用しているそうです。
私も以前は使用していませんでしたが、ある講習会をきっかけに使用するようになりました。
コンポジットレジン修復なども、ラバーダム防湿をして行う方が経過が良いとされています。
では、なぜしないか?
学校では習いますし、実習もありました。
おそらく、勤務医時代にしなかったから、開業してもやらない、というのが理由ではないでしょうか。
人間習慣づいていないことはやりたがらないものですしね。
神経の治療は患者さんには見えないところです。レントゲン撮らないとわかりません。
だからこそ、真剣に、抜かりなく行う必要のなる治療だと考えています。
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