2017年10月31日 (火)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
寒くなってまいりました。Tシャツ1枚で寝るのは危険です。
当院もお子さんの患者さんが来られます。
いまは虫歯は確実に減ってきています。たまにほとんど虫歯の子もいますが。
これは『虫歯の洪水』といわれていた30~40年前から国が頑張って予防を推進した成果だと思います。
数少ない歯科の政策の成功例ですね。
で、代わりに出てきたのが『不正咬合の洪水』です。要は歯並びの悪い子が劇的に増えたのです。
永久歯が生えてくる順番も、昔と今では変わっています。
食べ物の変化なのかは定かではありませんが、顎が小さくなっているのは確かです。
歯並びは、①顎の大きさ と ②歯の大きさ(横幅)によって、きれいな歯並びになるかそうでないか決まります。
歯の大きさ自体はそんなに今も昔も変わらないので、やはり顎が小さくなっているようです。
下あごが小さくて、中(のどの方)に入り込んでいる子が非常に多いです。これにより、気道も狭くなるので、鼻で呼吸するのが下手な子が増えました。
↑ 口呼吸することで、アデノイドという、いわゆる扁桃腺炎を引き起こします。
学校検診ではここまで診てくれることはほとんどないと思います。
やはり、歯科受診をして、しっかり調べてあげることは重要だと思います。
次回も子供の矯正について書きます。
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