2020年2月19日 (水)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
ご無沙汰しております。
暗くて申し訳ございません。
上がゴールド、下がパラジウム(歯科でよく使われる銀歯)です。
グラフの左の方が2011年で、右端が現在です。
この10年足らずで、4倍近く上昇しました。恐るべし。
世界情勢も不安定な部分が多く、採掘できる地域が限られている金属は、その影響をモロに受けます。
いろんな先生に聞いたり、SNSなどで情報収集しています。
アクションを起こしている先生は、
①子どもの治療などに使われる銀歯を成人にも使用
②保険では奥歯に銀歯を入れない(自費診療オンリー)
こんなところでしょうか。
「儲からないからって、医療がそんなことをするのか!」という方もおられると思います。
ですけどね、利益が出なければ、次の投資もできません。当然、その医院の設備や診療システムは古いものになっていき、最後は淘汰されます。
当院でも、新しい機器を導入したり、滅菌・消毒に力を入れられるのは、利益があるからです。
これは、どんな分野にも共通して言えます。
サービス業と捉えるか、医療と捉えるか、またはその両方と捉えるか。
人それぞれですが、医療は決して慈善事業ではありませんし、NPO団体でもありません。
医療従事者も決断が迫られています。医療施設を選ぶ一般人もまた、自身の意思決定が求められる時代に差し掛かっています。
カテゴリー: 未分類