クリニックブログ

個人診療所の強み

2019年12月9日 (月)

五条にしかわ歯科クリニックの西川です。

 

よくわからないテーマですね。

 

日本の歯科医院は、殆どが院長先生一人(プラス歯科衛生士)で診療しています。

もちろんドクターが複数在籍している医院もありますが、8万件近くあるうち、おそらく8~9割の診療所が個人診療所です。

 

個人診療所と、中・大規模医院の違いを表す時によく使われるのが、

nuretate

このようなイラストです。

大きな医院は、この掌のサイズが大きい。逆に、個人の診療所は小さくなります。

当然、大きな掌のほうがたくさんの患者さんを治療できます。

が、しかし。その隙間からこぼれていく量も多くなります。

網で表現すると、網の目の細かくて小さいのが個人診療所(ウチみたいなところです)。網の目が粗くて大きいのが大規模診療所。

 

どっちが合うかは、患者さんの性格や考え方によります。大規模医院は、複数のドクターがいるので、治療のアポイントが比較的取りやすくなります。そのかわり、担当ドクターが変わったりするので合わない、ということもしばしばおきます。

なので、たくさんの患者さんが来院しますが、同時にたくさんの患者さんが治療を中断します。これは医院のシステム上、避けられない問題です。

私もそういった医院で勤務していたので、いろいろとトラブルに遭遇したことがあります(治療内容ではなくて、アポイントや担当者の変更などです)。

 

私のような細々とやっている歯科医院の場合、99.9パーセント私(もしくは衛生士)が治療します。

他のドクターが診るような事態は、私が入院していたりしない限りないと思います。より患者さんとの距離感が近く、意思疎通がしやすいのが特徴かと思います。

しかし。院長先生と合わないと、その患者さんはまず歯科治療を受けようとは思わないでしょう。

また、受け皿が小さいので、急患が診れないこともよくあります。

 

患者さんの通院可能な時間や、自分の健康に対する考え方によってマッチする医院は変わります。

今はネットなどでもいろいろと調べられるので、よくリサーチして選ばれたほうが良いですね。


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