2019年10月27日 (日)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
ご無沙汰しております。
昨日ぶりですね。
前回の続きです。
アメリカ
おそらく、世界で最も格差の大きい国ではないでしょうか?
アメリカも、以前保険診療を導入することを検討した時期があります(正確には、大統領候補者がマニフェストに掲げていた)。結果は却下でした・・・
理由は、医師会、歯科医師会、薬剤師会からの猛反発を食らったようです。そりゃそうね。
基本的に、「お金がないなら(民間保険に入っていないなら)、医療は受けられません。自己責任ですから」です。
その民間保険ですら、低いランクだとしっかりとした医療は受けられません。低所得者向けの医療保険は一応あります。医療として機能しているかはわかりませんが。
ちなみに、欧州でも同じような結果が出ています。
残念ながら、歯科医師は日本では200位くらいです。
てか、そんなに歯科より上にくる職業あるの?という感じなんですが。
ちなみに、医師もそんなに上にくることはありません。「なりたい職業(お金持ちになれる)」と、「尊敬される職業(憧れる)」は違うということを理解しなければいけませんね。
アメリカでは、「歯が汚い人は、生活習慣の悪い人」とみなされてしまいます。ですので、矯正治療やホワイトニングも盛んに行なわれています。
また、治療費が高いこともあって国民の予防意識は非常に高く、歯科の知識(デンタルIQ)も高めです。
ちょっとムシ歯になったら、数万円かかります。神経の治療をしたら、10万円を超えます。そりゃ、頑張って予防しますよね。
これはいろいろな考え方があります。私は、『お金がかかるから、予防する』という考えでもいいのではないかと思います。たしかにネガティブな考えかもしれませんが、結果として治療にかかる費用や時間をほかのことに有効に使えるのであれば、前向きな考えとも取れると思います。
アメリカだけで長くなってしまいましたね。
他の国は、また次回に。
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