2019年10月26日 (土)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
ご無沙汰しております。
昨日ぶりですね。
で、今日のテーマです。
国民健康保険での治療と、自費診療が混在するのは日本くらい。と書いていました。
以前に私はうそを書いていたようです。無知ですいません。
主な国を例に挙げていきます。
スウェーデン
歯科治療は19歳まで無料です。矯正治療も無料だそうです。
成人してから歯科治療が必要になった場合には、高額な治療費がかかります。しかし、それでもかなり保険で賄うことができます。
治療水準は非常に高く、国民のデンタルIQも高いです。
現在も、スウェーデン人は非常に歯を大切にする習慣が身に染み付いていて、学校検診などで虫歯が見つかると授業を放って、歯科医院へ直行させられることもあります。
国民の虫歯の数は少なく、キシリトール発祥の地でもあり、予防と言えばスウェーデンといった感じです。
ただ、このような国は、税金も非常に高いです!
良いほうに国税を使っているので、日本よりはマシなのかもしれませんが。
イギリス
イギリスの歯科治療は、National Health Service(日本でいう国民健康保険)と、プライベート(自費診療)に分けられます。
もともと日本を真似して作られた?そうです。
ここが私が以前書いたことの誤りがあるところです。すいません。
NHSでは、日本の保険治療のように、安い治療費で受けられます。プライベートでは治療費は高いけれども、高水準な治療が受けられます。自費ですから。システム的には、日本と非常によく似ています。
ただ、日本と大きく違うのは、歯科医師不足なんですって。
自費診療であれば、基本的に待たずに治療が受けられますが、NHSでは順番待ちになります。
虫歯で歯が痛いので治療をしてもらおうと思って歯医者に行っても、受診できるのが半年以上先なんていうこともあるのです(日本の大学の付属病院に似ていますね)。
総じて言えることは、日本(国民)は非常に恵まれている!ということです。どちらも選ぶことができて、しかも保険診療でもそれなりの水準で医療を受けられる。
次回も続きを書こうと思います。アメリカや、お隣韓国でしょうか。
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