クリニックブログ

定期メンテナンスの意味

2019年10月2日 (水)

五条にしかわ歯科クリニックの西川です。

 

当院では、大人も子どもも、およそ3~4カ月に1回定期メンテナンスに来院していただいています。

だいたいですが、全体の20~30%ほどの患者さんが定期メンテナンスに来られています。これは日本の歯科医院の平均くらいだと思います。

治療が全部終わって、新規で定期メンテナンスに入る患者さんが毎日いるので、本来はどんどん増えていくはずなのですが、実際は激増することはありません。微増です。

 

では何故か。

1~2回は定期メンテナンスで来院されるのですが、その後途絶えてしまう患者さんが一定数存在するからです。特に多いのがお子さんですね。いろいろな理由がありますが、一番は『困っていないから』だと思います。

子どもは一人で歯科医院に来ることは難しいです。特に未就学児や小学校低学年のお子さんの場合、やはり保護者が連れてこないといけないので、意識していないと忘れたりしてしまいます(自分のことではないので)。

 

本当は、大人よりも子どもの方が予防が大切です。

むし歯が多発する前の段階で予防することによって、後に治療が必要になったとしても最小限で済ますことができます。

京都市の場合、小学生は医療費が無料ですが、中学生になると窓口での負担金が発生します。額は月1500円が最大だったと思います。1500円で受診することができて、予防ができるのならばそんなに高いものではないのではないかと私は思います。

成人してから神経の治療が必要になって・・・となると、それだけで7~8千円かかります。しかも治療のために通院しなければなりません。

 

「時間はお金で買えません」

 

無償化しているところもありますが、なにはともあれ利用できるものは利用しておくべきではないでしょうか?

 


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