2019年9月30日 (月)
今日も五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
当院に来られた患者さんはご存じかと思いますが、診察室にはには、こんな感じで器具が置かれています。
テーブルなど、滅菌できないところにはラップを巻いています。
歯を切削したりクリーニングする機器は、毎回滅菌するので相当数の数が必要です。下の画像に写っている機器は、1本あたり約10~15万円くらいします(・´з`・)。
細かい消耗品も、極力ディスポーザブルのものを使用します。
こんな感じで機器が収納されています。なので、ごみの量がすごいことになります。
クリーニング用の超音波チップです。これも患者さんごとに変えるので、20~30個は必要です。
少し前に、器具の使いまわしが問題になりましたが、当院では『できる限り』滅菌するかディスポーザブルのものを使用して、院内感染対策をしています。
なぜ「できる限り」なのか?理由は、「対費用効果」と「コストバランス」を考えなければいけないからです。もっと性能が良い滅菌器もあると思います。もっと良い滅菌用のパック(緑色のビニール製のもの)もあります。滅菌できないものもありますし、ディスポーザブルのものを使用すると赤字になるものもあります(健康保険での治療では)。
健康保険は滅菌に力を入れても、殆ど診療報酬に影響がありません。みんな、もっといいものを使いたいけどコスパを考えて使えない、ということはよくあります。
これね、仕方ないんです。しゃーなしってやつです。コスト度外視すると、歯科はえらいことになりますから。数十年前に決められたルールで診療を行わなければならないので、『できる限り』の範囲で診療するんです。
メーカーもDrも、みんな少しでもいいものを提供したい!という思いで頑張っています・・・
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