2019年6月19日 (水)
五条にしかわ歯科クリニックの西川です。
暑いですね。蒸しています。
医院の中にいると、外の気温が全く分かりません。最近は奥さんにお弁当を作ってもらっているので、お昼休みもほぼ医院の中にいます。来院される患者さんの表情を見て、「ああ、いま外は暑いんやな」と感じるようになりました。
空調が効きすぎていて、寒いと感じたら教えてくださいね。
で、デジタル化。
先日の講習会で知ったのですが、本格的に歯科もデジタル化が進んでいくようです。
来年度から『CAD/CAM』を利用したむし歯治療が保険でも行われるようです。
CADとは「Computer Aided Design」の略です。これまで手作業だった設計や製図をコンピュータで行うため、日本語では「コンピュータ設計支援」と訳されています。
そして、CAMとは「Computer Aided Manufacturing」の略になります。コンピュータで製品の製造をすることを指し、CADで設計・製図した図面を基に、工作機械のプログラムを作成するシステムです。
『口腔内スキャナー』と呼ばれるカメラで歯などを撮影し、PC上で被せ物などの設計を行います。実際に作成するのもコンピューターがオートメーションで作ってくれます。
歯科業界で最も有名なのが、『セレックシステム』です。ドイツのシロナ社の機器で、もう20年近く前から開発を続けています。
この左側のコンピューターで撮影し、右側の近未来的なヤツで作製します。ちなみに、両方買うと1700~2000万円くらいします。無理。
私も勤務医時代に使ったことはあるのですが、まさか保険導入されるとは・・・
いまのCAD/CAM冠は、印象(歯型を取る)は人の手で行います。あの粘土みたいなやつですね。
昔のは、シリコンを利用した印象の方が精度が良かったのですが、とうとう光学印象(上の機械を使った撮影での印象)がアナログを超えたそうです。
インプラント治療が普及したときも『時代が動いた!!』感があったのですが、このデジタル歯科もその時と同じくらい歯科治療が変わりそうです。
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