Gum disease歯周病治療
■ 歯周病は治るの?
細かい病因論や、治療方法などについてはここでは書きませんが、歯周病に対して必要な考え方を書きたいと思います。
歯周病は「生活習慣病」です。毎日の積み重ねで、良くもなりますし、悪くもなります。
歯周病は、厳密に言うと、治療を受けても「完治する」ことはありません。『改善した』状態を『維持する』という考えになります。
ご自宅でのセルフケアがとても重要です。3カ月に1回来院されてクリーニングをしていても、それだけではどちらかというと悪くなることが予想されます。そのくらい、改善することも維持することも難しい病気です。
■ 歯周病治療のながれ
- ①全体的な検査(レントゲン、口腔内写真、歯周病検査など)
- ②歯周基本治療
スケーリング(見えているところの歯石除去)
→ 再評価(歯周病検査)
→ スケーリング・ルートプレーニング(見えないところの歯石除去) もしくは経過観察(定期検診へ) - ③再評価(歯周病検査) →再歯周病治療 もしくは経過観察(定期検診へ)
症例
- 30代男性
- 主訴 :検診希望
- レントゲン上でもハッキリわかるくらいの大きな歯石がみられます。これを取り除かないと、歯ぐきの腫れは治まりません。歯ぐきの内側を触るので、麻酔をしてすすめます。
- 喫煙歴:あり
- 治療 :歯周病治療 約2カ月
虫歯治療など 約半年間 - 現在 :定期検診にて、3カ月に1回来院
初診時
歯周病治療をあまり受けられたことがない方でした。歯科衛生士から現状と治療内容、ゴール、定期メンテナンスの重要性についてお伝えしました。患者様もその治療計画を了承し、歯周病治療ならびに虫歯治療を進めていくことになりました。
初診時
歯周基本治療
歯石除去やブラッシング指導を進め、見えている部分がきれいになったところで、局所麻酔を用いて歯ぐきの内側に入り込んでいる歯石も取り除きました。治療期間は約2カ月でした。
再評価をしたところ、歯ぐきの腫れや出血がかなり減りました。患者様自身も目に見えてわかるくらいに改善がみられたところで、歯周病治療は一旦終了し、虫歯治療に取り掛かりました。
歯周基本治療後
初診から1年半後 再検査時
初診から1年半後
初診時
歯周基本治療後
初診から1年半後
治療終了後も定期的に通われているので、特に問題のない経過をたどることができています。
ただし、一度歯周病が進行した方は、再発するリスクも高いです。
定期的にメンテナンスをしながら、レントゲンを撮影し直したりすることで、変化を診ていくことができます。
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